初心者向け、マジメなバウハウスガイド

バウハウスの思想とその背景、14年間の活動の歴史をたどる本は、実はあまり多くありません。デザイン、教育、建築、工芸、絵画等、バウハウスはさまざまな分野にまたがっているため、いきなり専門的な本を読んでもよくわからないでしょう。ここでは、一番最初に読む本としておすすめの2冊(+1冊)を紹介します。これを読めば、流れも人も大体わかりますから、そのあと自分の興味のある分野へ進んで下さい。
2004.02.04追記:2003年夏にミサワバウハウスコレクションから入門書としての小冊子を出しましたので、1-4を追加します。
2005.02.07追記:タッシェンの「バウハウス」についての状況を追加しました。



1-1『バウハウス/歴史と理念』 利光功著
  美術出版社:1970年   2,816円+税(現在品切れ)
  ISBN:568-20126-8


バウハウスの基本をきちんと知るための好著。現在品切れというのが残念ですが、お近くの図書館を探してみて下さい。
バウハウスを理解するためには、バウハウス誕生前のヨーロッパのデザインの流れと、当時のドイツの社会情勢を知ることが必要です。この本では一般の方にも分かり易い範囲で、背景にも触れています。


1-2『バウハウス 1919-1933』
  マグダレナ・ドロステ著(日本語版)
  ベネディクト・タッシェン・ジャパン社:2002年   2,625円
  ISBN:4-887-83146-3


ベルリンにあるバウハウス・アルヒーフの元研究員ドロステ女史によるこの本は、詳しい記述と豊富なカラー図版で読みやすい。1992年のペーパーバック版が最近本屋で見られないなあと思っていたら、この度、ハードカバーで再販され、それもいつの間にかなくなって、今は小さいサイズになっています。大きな書店、特にデザイン関係が充実しているところには置いてあるようですが、2005年2月現在、タッシェン・ジャパンでは品切れで、今のところ重版の予定はたっていないそうです。現在書店にある本がなくなったら、しばらく手に入らないかもしれませんのでご注意下さい。
ドイツ語版、英語版なども売られているため、購入の際にはご注意ください。日本語訳で「?」と思ったときに原書に戻れるので、厳密に読みたい人にとってドイツ語版は役に立ちます。


次点 1-3『バウハウス/近代デザイン運動の軌跡』
  ギリアン・ネイラー著/利光功訳
  パルコ出版:1977年   ISBN:4-89194-006-9


バウハウス設立前のデザインの流れから順を追って説明されていますが、上の2冊に比べ思想の話が多いようです。なお、この本も品切れとのことですが、古書店では見つけやすいようです。


1-4『バウハウスハンドブック1●バウハウス入門』
ミサワバウハウスコレクション 2003年
700円


満を持して登場しました。バウハウスの入門書です。雑誌等でカタログ的にバウハウスが取り上げられることは多いのですが、きちんとした入門書はあまりなく、上に挙げた本も1-2以外は現在販売されていません。そこで、mbcでは長年の念願かなって、やっと、簡単な入門書を作ることができました。A5判40頁の薄いハンドブックですが、授業内容、各工房の活動、年表、マイスターの履歴等、一通りのことがわかるように作られています。しかしながら残念なことに、一般の書店では取り扱いがありません(どちらか扱っていただけませんか?)。現在は高井戸のmbc(ミサワバウハウスコレクション・ギャラリー)と、長野の小海町高原美術館で販売しています。また、メールで注文いただければ、送料込み810円で販売いたしますので、お問い合せください。
postmaster@bauhaus.ac


追記:ヤマトメール便の送料が改定されたのをうけ、送料込み810円を 送料込み780円(速達なら880円)と変更致します。詳しくはお問い合せください。


Last Update : 2001/09/01