Google Arts & Cultureが、バウハウス・デッサウ財団との協力で、財団所蔵のバウハウスの写真作品等を用いた「写真の発見」というコンテンツを公開しています。

「写真の発見」は次の5つのテーマで構成されています。

1. 写真熱(Photographitis)
2. グロピウスと写真
3. ニュー・ビジョン
4.写真家の家
5.授業科目としての写真

バウハウスの「写真」は、正式の教育プログラムに位置付けられるのは開校10年後の1929年のことでした。にもかかわらず、教師たちも学生たちも当時のニューメディアとして写真の実験に熱中し、その現象は学内外で広く知られていました。1921年、グロピウスは、学校で生み出される作品や活動を写真で記録してアーカイヴにする意向を表明します。バウハウスの写真の熱狂を生み出した中心人物は、1923年にマイスターとして招聘されたモホイ=ナジ。「ニュー・ビジョン」の旗手として国内外で注目されました。モホイ=ナジはファイニンガーとマイスターハウス(2家族で一棟)に住んでいました。リオネル・ファイニンガーは、写真に熱をあげた二人の息子、アンドレアスとルックスの影響もあって自身でも写真を撮りました。モホイ=ナジの妻、ルチアも加えて五人の写真家がひとつのマイスターハウスに集っていたというのが、「写真家の家」の所以です。写真科の設立のために招聘されたのは即物主義の傾向をもった写真家ヴァルター・ペーターハンスです。スライドの構成とデザインも魅力的なコンテンツです。

「写真の発見」”The Discovery of Photography”

by Google Arts & Culture, in cooperation with Stiftung Bauhaus Dessau