2019年8月3日 ー 9月23日

バウハウス開校100年を日本で祝う巡回展「きたれ、バウハウス」が8月3日に新潟市美術館でスタートし、2020年にかけて5つの美術館へ巡回いたします。

本展では、バウハウスとは何か? という問いに「学校」であるという視点から迫ります。まず、初代学長、建築家のグロピウスの下に集まったクレーやカンディンスキー、モホイ=ナジなどの優れた芸術家たちがこの学校でどのような授業を行ったかを、授業を受けた学生たちの実際の作品を通してご覧いただきます。さながら、バウハウスに体験入学するような展覧会です。学生たちは、基礎教育を経て、家具工房や金属工房などの専門課程に進みます。各工房で繰り広げられた教育と実験から、鋼管家具などバウハウスを象徴するプロダクトのデザインが数多く生まれました。

本展は、バウハウスから生まれた作品とデザインに直接、触れる好機でもあります。バウハウスに入学した4人の日本人の活動を紹介するコーナーもあり、日本とバウハウスの深い繋がりを見ていただけます。バウハウスの作品を有する国内の美術館、所蔵者のご協力により、本展では、約300点の貴重な作品・資料が展示されます。国内で開催される最大規模のバウハウス展です。

新潟市美術館では、会期中に様々な関連イベントが開催されます。講演会やワークショップ、レクチャー、コレクション展など合わせてお楽しみ下さい。

 

展覧会「きたれ、バウハウス」

会期 | 2019年08月03日(土) ー 09月23日(月)

休館日 | 月曜日(8/12、9/16・23は開館)、8/13(火)、9/17(火)

時間 | 9:30~18:00(観覧券販売は閉館30分前まで)

会場 | 新潟市美術館 企画展示室

観覧料 |
一般 1,000(800)円
大学・高校生 800(600)円
中学生以下無料

※( )内は団体(20名以上)・リピーター割引料金(本展観覧券の半券提示で2回目以降の観覧は200円引き)
※ 障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方および一部の介助者は無料(受付でご提示ください)
※ 割引券持参で当日料金より100円引き(他の割引との併用はできません)

写真 新潟市美術館 展覧会 ポスター ( デザイン NOSIGNER )

詳しくは 新潟市美術館 websiteをご覧ください。

ポスター面 PDF  ポスター裏 PDF

 

【関連イベント】

講演会「バウハウス:デザインの普遍性」
デザイン史の分野の評論家を講師に招き、バウハウスの今日的意義を語っていただきます。
講師 柏木 博 さん(デザイン評論家・武蔵野美術大学名誉教授、バウハウス100周年委員会委員)
日時 9月7日(土) 午後2時~(約90分)
会場 新潟市美術館 講堂 (定員100名)
* 申込不要、聴講無料

 

実演+トーク「BAUHAUSを刷ってみると…」
現役の印刷士(プリンター)を講師に迎え、バウハウス初期の活版印刷を用いたグラフィック表現を、学芸員とともに実演を交えて解剖・解説します。

講師 吉沢 加也 さん(活版工房 KOULE TYPE プリンター)
日時 ① 8月31日(土)、② 9日1日(日) 各日とも同内容、午後2時~ (約2時間、午後1時30分受付開始)
定員 各日20名(高校生以上)
会場 新潟市美術館 実習室
* 参加費1名につき500円
* 往復はがきによる事前申込制、8月6日(火)必着
往復はがきに、A)参加者全員の氏名、B)年齢、C)代表者の住所・TEL D)希望日「8/31」または「9/1」、E)「バウハウス」を記入の上、新潟市美術館へ申込み。一通につき2名まで記入可。応募多数の場合は抽選。

 

ショートレクチャー「バウハウスの学校生活」
講師 新潟市美術館 学芸員
日時 8月11日(日)・18日(日)、9月8日(日)各日とも同内容、午後2時~(約30分)
会場 新潟市美術館 講堂(定員100名)
* 申込不要、聴講無料

 

コレクション展II抽象の快楽、具象の誘惑。
8月9日(金)~12月1日(日)
パウル・クレー 、ヨゼフ・アルバース、マックス ・ビルを出品
※8月6~8日は展示替、バウハウス展のみ開催